私の“ケータイ”履歴書 第三回「Vodahone V601N」(後篇)赤外線通信でマルチデバイス操作とスマホコミュニケーションツール先駆けはここにあった!?

AGATAです。 AGATAです。
近所の園芸好きのご婦人と世間話から…

「チューリップの花言葉は色ごとに違います」

赤が「真実の愛」、黄は「報われぬ愛」、白は「失われた愛」と、その内容はかなり異なるという。はじめて知りました。先日、納戸の奥から幼稚園の入園式後に撮影した集合写真を発見。写真に収まった全員がチューリップをもって写っており、教職員は白、園児は赤と黄の花を手にしていて、私が持っていたのは黄色。なるほど、この時すでに半生を暗示されていたのか…妙に納得。

 

チューリップの花言葉

チューリップの花言葉

セバスチャン
ライターAGATA~、第三回「Vodahone V601N」(後篇)もよろしくだわ!チューリップの花言葉かしら♪

赤は「真実の愛」、黄色は「報われぬ愛」、白は「失われた愛」!素敵だわね!

ご婦人の存在が気になるわねw

赤外線通信機能を応用したマルチデバイスリモコン

そろそろ本題。前回からお送りしている「Vodahone V601N」の後篇。アナログテレビ搭載の携帯電話という「夢のような機能」について触れましたが、このケータイ、テレビという「主役級」の搭載に留まらず、「名脇役」なアクセサリーも備え併せていました…赤外線通信機能を応用した「マルチデバイスリモコン」です。

赤外線通信機能でメアド交換はしたことあるけど、リモコンは・・・無かった!

当時の赤外線通信は画期的!コミュニケーションツールの先駆けだったのでは!?

現存するケータイの「ほぼ全ての端末」に標準搭載されている赤外線通信機能。現在では写真ドキュメントなどのデータをプリントする際、これでプリンタに送信して出力するなど広く汎用的に利用しています(赤外線プリント)が、そんな機能が搭載され始めた00年代初頭、当時の使い方の「9割強」がチャンネー(女子)からメアドや電話番号を得るためでした。

AGATA
電話番号おしえてよぉ〜
チャンネー
おっけーw、それじゃぁ赤外線でw
セバスチャン
お電話番号は紙にかいてこっそり渡す時代から、携帯電話の赤外線通信を使って交換する時代へなってきたのかしらwww

 

街中で男女が互いの赤外線部分を「触れるか触れないかの距離」で向き合わせ、データのインサートが始まり、保存がフィニッシュするのを待ち続ける…どこか官能的な雰囲気が漂い、妙な緊張感を覚えるやりとりでした。同世代の御仁の中でも、身に憶えある方は決して少なくないはずです。それを応用してマルチデバイスリモコンを搭載させようとは…さすがは、日本を代表する電機メーカーNECさんです。

電話番号の交換・・・それじゃ赤外線でw

電話番号の交換・・・それじゃ赤外線でw

Vodafone V601N の赤外線通信で操作できたデバイス

操作できるデバイスはテレビビデオデッキ(一部DVDプレーヤー)。設定方法は、ケータイのメニューからリモコンの項目を選択して、自分が使用している機器のメーカー(松下・シャープとメジャーメーカーは揃っていた)の選択だけと、大変シンプルなもので、量販店で売っているリモコンのような煩雑な設定は不要。

Vodafone V601N でテレビをリモコン

操作内容はテンキーを使用した1~12のプリセットチャンネル選択、十字キーでの音量、チャンネルの順送り、ケータイの電源ボタンを使ったテレビのON・OFF、映像入力の切替など、テレビ使用する上において最もベーシックな物が可能でした。私も購入当初は「物珍しさ」から、自室のテレビに設定し頻繁に使用していましたが、徐々にオリジナルリモコンが電池切れの際、「中継ぎ登板」する役割に落ち着きました。また、このリモコンではカラオケの「DAM(第一興商)」のリモコンとしても使えましたが、私自身使ったことが無く、取説の記載を見ても「そうなんだ…」レベルでした。

遊び心って大事だよね?

小学校低学年くらいの時、「デジタル腕時計ひとつで何でも出来たら」と、本気で考えた事がありました。テレビ電話テレビ放送視聴、家のあらゆる家電製品の操作、家の鍵…全てではありませんが、スマホを含めれば大部分は実現しています。このケータイもそうですが、当時のケータイは「アナログ時代の子供の空想」を具現化した端末が多かったように思えます。それは、技術者の持つ「遊び心」があったからではないでしょうか。私の思い込みですが、日本の技術力が世界的に高い水準にあるのは、この「遊び心」を根底とした原動力が一因ではないかと。

以前はケータイの新機種が発表される度に「今度は何を載せてくるのか」、楽しみにしていました。スマートフォンが便利なのは言うまでもないですが、OSがグローバルデザインでも、機能などでどこかに「遊び心」を持った端末が発表されることを心から期待しています。

Vodahone V601N (ボーダフォン ブイ601エヌ)の画像

URL
製品情報(ボーダフォン)
http://www.vodafone.jp/japanese/products/kisyu/v601n/
製品情報(NEC)
http://www.n-keitai.com/lineup/v601n/

セバスチャン
ライターAGATA〜!私の“ケータイ”履歴書 第三回「Vodahone V601N」(後篇)お疲れ様だわー!次回もよろしく〜(*´艸`)

過去のバックナンバーはこちらからなっているだわ↓

第一回 「私のケータイ履歴書 SoftBank X01HT」 ビジネス携帯の機能を飛躍的に変えたWindows OS搭載のポケットPCがあった。

 

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