第四回「 私のケータイ履歴書 Softbank 911T」「携帯だけでどこまでいけるのかい?」

ライターAGATA
AGATAです。

弊社の動画サイト「Tube.KJRS」で、ドローンから撮影した酒匂川富士山動画を公開しています。撮影は連休明けに行われましたが、新緑が鮮やかに映える好天の酒匂川流域、夕焼けをバックにその存在感を示す富士山の模様を存分に楽しめる、クリエイティブ部隊「渾身の作品」に仕上がっています。

セバスチャン
みなさんこんにちわ〜!ライターAGATA〜!第四回も宜しくだわ〜!そうね、動画もドローンで撮影されてて綺麗だから是非見てくれだわ!

Tube.KJRS
「無料のWindows Mac HowTo・ノートパソコンの分解する動画紹介サイト」URL:http://tube.kjrs.co.jp/
ライターAGATA
しかし、ドローンも大分お求めやすい価格になりましたね…自分が子供の頃、空飛ぶラジコンと言えば「国民的ネコ型ロボットアニメ」に出てくる、スネ夫レベルの「スーパー金持ち」しか持てないと思っていましたし、現に飛行機のラジコンを飛ばしているのは「大きなお友達」が大半でした。純粋に「大人のおもちゃ」だと思っていました…純粋に。

私の”ケータイ履歴書”第四回 Softbank 911T

今回フューチャーするケータイは、私が2007年7月から2010年12月まで使用した、Softbank 911Tについて2回に渡りお送りします。

SoftBank 911T

SoftBank 911T

セバスチャン
2007年ころかしら。当時としては大ニュースだったのね。携帯画面は3インチーーーー!!!ワイドVGAーーー!!!というくらい力はいっているわね。

今では倍以上もある6.44インチフルHD・・・ですものねw

「世界最大6.44インチフルHDスマホXperia Z Ultraフォトレビュー」

ケータイの「国民的ネコ型ロボット」化

ドラえもん?

ドラえもん?

「あんなこといいな、できたらいいな♪」

この歌い出しから始まるのは、誰もが知っている「国民的ネコ型ロボットアニメ」オープニング曲。この「あんなこと」が年齢によって歪曲していくのは言うまでもないですが、未成熟が故に「クズっぷり」を発揮する主人公を更正させるべく、22世紀から来たネコ型ロボットが、甲斐甲斐しく未来から持ち込んだ道具を駆使して支えるという、大変夢に溢れた作品。アニメより特撮や仁侠映画好きという、「東映イズムの継承者」を地でいく「偏屈オブ偏屈」な子供時代を送った私ですら夢中になってみたものです。

これまでの記事からも分かるとおり、ケータイが「あんなこと、こんなこと」を出来るツールになってきたことは言うまでもありません。片手でネットサーフィン・Eメールができ、音楽を聴ければテレビも見られ、馬券すら買える。終いには、出○○系サイトでチャンネーやアンチャンも探せる…と、様々な「あんなこといいな、できたらいいな」を叶えてくれるツールになってしまいました。そして、IC乗車券や電子マネーを搭載して買い物や電車に乗れるようになったのだから、もはや「国民的ネコ型ロボット=ケータイ」といっても過言ではないでしょう。この911TにもFelica技術を使った「おサイフ機能」、地上デジタルテレビ放送が視聴できる「ワンセグ機能」が搭載されています。

おサイフケータイにしてみたけど…EdyもPASMOも持ってるのよね。

よく見るとペンギンがかわいいSuicaカード

よく見るとペンギンがかわいいSuicaカード

2000年代前半に「Suica」、「PASMO」が登場した辺りから、Felicaの読み取り回路が極限まで薄く出来ることは語られており、「いつかはケータイに搭載されるんだろうな…」と漠然に思っていました。私がこのケータイを手にした頃には、既に通勤定期がPASMOになっていたり、行きつけの飲み屋の会員カードにEdy機能が付いているなど、ケータイのおサイフ機能を使う機会がありませんでした。あえて使っていたのは、「Mの字」のファストフードショップのクーポン券や、競馬場で行われている「来場ポイントサービス」のポイントカードとしてだけで、「おサイフ感」は全くない寂しい使い方です。

しかし、2008年を越えた辺りから仕事で飛行機を使用する機会が増え、その際に日航から着たDMに「JALタッチ&ゴーサービス」という記述を見つけました。早速記されたURLにアクセスして詳細を確認…おサイフケータイ対応端末に専用アプリを入れると、航空券を介さずチェックイン時・搭乗時にケータイをかざすだけで飛行機に乗れるという。何事にも「ペーパーレス中毒」だった当事の私は、悦に浸りながらほくそ笑み、早速アプリをインストール。「ケータイ、マジでパねぇよ…」と、ひとり夜中の寝室で呟いた次第です。

東京~札幌。どこまでケータイだけでいけるか…

東京~札幌。どこまでケータイだけでいけるか…

東京~札幌。どこまでケータイだけでいけるか…

アプリインストールから間もなく、札幌への出張を命じられました。早速の出番、ならばケータイだけでどこまでいけるのか、やってみたくなるのが人情です。当時のオフィスは港区の新橋、ここから空港間と札幌市内の交通を経て、宿泊先である「ススキノ」にあるホテルまでが対象。ススキノ…違う、札幌までのルートは次の通りです。

新橋⇒(E電)⇒浜松町⇒(東京モノレール)⇒羽田空港⇒(JAL)⇒新千歳空港⇒(JR)⇒札幌⇒(タクシー)⇒ススキノ

「E電ってなんだよ?」という質問はスルーします。気になった方はググってください。知っている方は、軽くツボったかもしれません。それなら私は本望です。

おサイフ機能にプリインストールしてある「モバイルSuicaアプリ」にソコソコの金額をチャージしてスタート。新橋から空港までは電車区間ですので、もちろんケータイをタッチさえすれば乗車可能です。分かっていても、ケータイを自動改札にタッチするだけで電車に乗れる…初めてこの感触を味わった時は、軽い興奮を覚えました。空港に着いてからも「JALタッチ&ゴーサービス」を使い、チェックインや空港保安検査も航空券を持つことなく、ケータイのタッチのみで搭乗口手前まで来る事ができました。後は搭乗口でケータイをタッチすれば、新千歳空港までケータイかざすだけでいけます。

しかし、ここで私の悪いクセが顔を出して来ました…搭乗開始までの間、付近の売店でビールを飲みたくなるという衝動。ここで財布を出してしまえば、ミッションは直ちに終了します。ただ、そこはSuicaと懇ろだった日航さんです。系列の売店では、Suicaでの決済が可能なわけで、ここでも無事にケータイだけでビールを飲め、搭乗して新千歳まで到着することができました。

新千歳空港からはJRを使って札幌まで出なくてはいけません。が、当時はSuicaとの相互利用しておらず、ここで財布を出して現金orカードで切符を買わなければ、その先に進めないという現実を突きつけられます。ケータイだけでの移動は新千歳空港まででした。その後の移動は割愛しますが、ススキノのホテルに着いてチェックイン⇒宿泊代金決済の流れの時、私が決済で出したのはケータイでした。このホテル、Edy決済が可能で、端末にプリインストールされていた「Edyアプリ」へ、事前に宿泊代金分をチャージしていました。「ケータイだけで移動がしたい」…意味不明な熱意と役に立たないモチベーションが、宿泊代金のおサイフ決済に繋がったと思います。

ケータイの便利さ、行くとこまで行ったよね?

駅前の往来する人々

駅前の往来する人々

事前購入やチャージさえすれば、ケータイ一つで北の大地を踏む事ができる。しかも、現在では先ほどのルート全てでSuicaが使えますから、物理的にはケータイだけで全ての過程を消化できる事になる訳です。子供の頃に思った「国民的ネコ型ロボットが欲しい」という思い、僅かかもしれませんがケータイが叶えてくれたのではないでしょうか。おサイフケータイの出現は、ケータイの便利さが「行くとこまで行った」瞬間だったのかもしれません。

※「おサイフケータイ」は、NTTドコモの登録商標です。

セバスチャン
ライターAGATA〜♪第四回もおつかれさまー♪

第四回「 私のケータイ履歴書 Softbank 911T」の続き楽しみにしているわ〜♪

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