![AGATAです。](https://i1.wp.com/howto.kjrs.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/04/人物アイコン.png?resize=32%2C32)
さて、本題。2回目となる、「私の“ケータイ”履歴書」。今回フューチャーするのは、「Vodahone(現softbank)V601N」です。このケータイを使い始めた2004年の事は、今でも鮮明かつ克明に覚えています。
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![Wの悲劇](https://i2.wp.com/howto.kjrs.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/04/agata-story-02-01.jpg?resize=654%2C491)
Wの悲劇
この年の3月。それまで5年にわたり、「自分の全てを捧げた」世界の「半生で一番辛くても幸せな」現場を去らざるを得ない状況を迎えていました。
私は同じ世界で生きていくことを望んでいましたが、自身のチカラ不足で願いは叶わず、4月からは「全く異なる」世界の「変調のない」現場で仕事をすることに。
当時の心境を例えるなら「空虚」…桜の花を観ても、夜のお店でボトルを入れても全てが灰色に見えるほどの重症。「いっそこのまま…」という思いも過りましたが、「アカシアの雨」にうたれていなかったので、最悪の事態には至りませんでした。
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いま考えれば若さゆえの短絡な思考、当時の自分にとっては深刻だったと記憶しています。
落ライターAGATA、東京競馬場にて携帯を落とす!そんな時、東京競馬場で5年使ったケータイを落とすという憂き目に遭いました。
キングカメハメハが勝ったダービー観戦後の帰り道、人混みの中で落としたと思われます。
外馬券予想外す!コスモバルクから買っていた私は、馬券外してケータイ落とす「泣きっ面に蜂」状態。
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当日のうちに紛失届を出し、翌日近所のショップへ行き購入したのが「V601N」。
前年の12月にNECが発売したモデルで、赤・白・黒の3種類のカラーリングがあり、見た目は他キャリアのNEC製モデルを踏襲した作りになっていました。
このケータイを選んだ理由は「端末代1円」、「在庫過多のため商品券3000円分」だから。
そのため、購入時点ではこの端末の持つ「特異性」に気付いていませんでした。
TV601Nの特異性としては、アナログ地上波放送視聴が可能な画期的な携帯だった!☆このケータイ、アナログテレビ観られるってよ。
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ちょっと待ってください。このケータイが発売された2003年12月に、地上波デジタルテレビ放送が開始されましたよね?
このタイミングで、なぜアナログテレビを搭載したのか…憶測は様々ありますが、当時はワンセグ放送も始まっておらず、ケータイの中にフルセグを受信できる基板を入れる技術も勿論無かったわけです。多分、アナログ停波まで時間もあったこともあり、「ケータイでテレビ観らたらイイよね!」的な感覚ではないかと思います。
しかも、内蔵アンテナに留まらず屋外アンテナの端子につなげられるコネクタも付属の充実ぶり。さすがはPC-98シリーズのNECさん、かゆい所に手が届く「神対応」を当たり前にやってのけます。
肝心の「画質や観るに耐えられるか」についてですが、基本的に80年代後半に流行った「液晶ポータブルテレビ」の感覚で視聴できます。ドラマやアニメを観るには物足りないものの、野球や競馬などのスポーツ中継でしたら、「とりあえず動いてる感じが解ればOK」なので、十分耐えられるものでした。
私はこのテレビで、2005年のダービーと有馬記念を観戦しましたが、ディープインパクトが大外から馬群を飲み込んで勝ったダービーも、圧倒的1番人気に支持されながら、最後までハーツクライに届かなかった有馬記念もその様子が十分解るレベルにはありました。
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![agata-story-02-02](https://i0.wp.com/howto.kjrs.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/04/agata-story-02-02.jpg?resize=654%2C420)
しかし、このケータイが「特異性」を持っているといわれる所以は、テレビ搭載だけではなく、あまりにも「かゆい所に手が届きすぎる」芸当のものでした。
次回、その辺を詳しくお伝えします。
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第一回 「私のケータイ履歴書 SoftBank X01HT」 ビジネス携帯の機能を飛躍的に変えたWindows OS搭載のポケットPCがあった。